Bearwear-Letters EP曲解説
こんばんは。イシマルコウです!
BearwearのLetters EPの3曲は全て自分がコンポーザーとしてバンド編曲を施しました。
今回は、自分が大好きな曲を聴いたときにどういう音楽を通ってこういうアプローチになったんだろう?とよく思うことがあるのであえて自分から自分で作った曲の源流解析をやってみようと思います〜!!🏞
音楽愛してやまないナードなヘビーリスナーさんやルーツ知るの大好きなオタク創作者皆様興味があれば読み進めてみてください(笑)
ルーツ?影響?なんだよそれそんなん知ってもなんにもなんねぇわって人やそれ知ったら先入観持っちゃうかも...って方は"閉"で!😈
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1、Letters
この曲はヨーロッパのお祭りの夜、そのお祭りのメインストリートから離れた湖の畔での小さなステージでのライブショウをイメージして創った曲です。
こういうイメージかな、
まず冒頭とサビの後の落ち着いたセクションは当時ハマってた、現行エモインディの「Foxing」のThe Medicのような枯れ感で"メインストリートから離れた小さなステージ"を意識
それからテンポが速くなりイントロにはいるところからは2016年今年に惜しくも解散したインディ/ポップパンクの「Transit」からLong Lost Friends。前進を感じるものの疾走感を出しすぎないでイナたさとタウン感を対比し、またendingの枯れ感パートに戻ります。
2、Through a side street(インスト曲)
Lettersのこじんまりした場所から
メインストリートへ向かっている様子。
前半の静かなアルペジオセクションは「American Football」的な音像の揺れで自然の風のような揺らぎを表現、ドラムの2拍裏に入るスネアはモダンを意識した挑戦です笑
後半の全バンドインからは「Totorro」等轟音ポストロックバンドが使うベースの漢気パワーコード弾き、
その上にこのバンド結成のきっかけともなったどハマりしていた「Turn Over」のリバーブマシマシなトレモロリードギターを載せて、"どっしりとした高揚感""トンネルをくぐっている感じ"を出しています。
(2016/5/21?かどっかの渋谷ギャレットのTurn Over来日を見て白目剥いた、、あの場にいた人ならわかるよね?😂)
3、Awayfrom
実は順番的には一番最初に作った曲で曲順とは逆のイメージになるかもしれませんが、Lettersでいった"祭りのある日"の朝バージョンのイメージです。準備している様子、人々が行き交う様子をテラスに座って眺めているような。
アプローチやコードとしてはYoutubeでたまたま見つけたインディポップ/サッドダンスの「Landings」のMy Bonesの"朝の水々しい清涼感"と
またまた「Transit」のListen & Forgiveの"イナたく愉快なリズム"を混ぜ混ぜ。
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多分まだ自分が忘れてるところもあるけどこういった感じです〜
サウンドアプローチとしての"景色"とそれを表現するための"ルーツ"を練ってまず音にします。ボーカルのカズマにはまたその景色とは別に「歌としてのメッセージ」を載せてもらいごちゃ混ぜにして曲になっているという流れ。
またこのカズマの詩がすごく良いんだわ(笑)
(同じプロジェクトを進めるメンバーであろうと好きなものは好き、と容赦無く自画自賛?していきます)
こうやって考えると当初は"エモ"をやりたいと集まったけれども、まず下地に「2010's以降のモダンな音楽の価値観」があった上に「90'sに影響を受けた2010'sインディロック的なアプローチ」が顔を出している。そんな感じみたいですね、結局全部10'sだな笑
自分でもここまで書いてみないと気づかなかったことも多い。また気づいたら書き足していきますね!
自分の曲以外でもこういう考察みたいなのやるの面白いかも!!😎😎
今回はここまでで!
ではまた!